「ハンドメイド作品を売るのに、キャッシュレス決済って入れたほうがいいの?」
「イベント出店でカードやPayPayが使えないと、買ってもらえないことがある?」——そんな悩みにまとめてお答えします。
結論から言うと、ハンドメイド販売(とくにイベント・マルシェ出店)では、キャッシュレス決済を入れておくと"買い逃し"を防げます。
現金しか使えないと、「カードしか持っていない」お客さんを取りこぼしてしまうからです。
この記事では、ハンドメイド作家さん向けに、キャッシュレス決済の必要性・選び方・おすすめサービス・申し込みの流れ・イベント出店での注意点までをやさしく整理します。
ハンドメイドは"対面イベント"と"ネットショップ"の両方で売る方が多いですよね。
だからこそ、決済は「自分の売り方に合うもの」を選ぶのが大事です。
この記事の結論
イベント出店で手軽にカード・QRを受けたいなら最短翌日から利用できるSquare(スクエア)がおすすめ!
Squareは月額0円で始められ、審査が通りやすいのでイベント出品を考えている個人作家にもおすすめです。
ハンドメイド作家のキャッシュレス決済の選び方
後悔しないために、次の6つをチェックしましょう。ハンドメイドならではの"イベント出店"も意識した選び方です。
ハンドメイド決済 選び方チェックリスト
- 初期費用・月額:端末代と月額が安いか(できれば月額0円)
- 決済手数料:売上規模に合っているか(数%の差が利益に効く)
- 対応決済の幅:クレカ・QR(PayPay等)・電子マネーをどこまで受けたいか
- 操作のかんたんさ:スマホ/タブレットでサッと会計できるか
- 入金サイクル:売上金が手元に入るのが早いか
- 審査・導入期間:イベントに間に合うか(申込から数日〜数週間)
ハンドメイド作家でとくに見落としやすいのが「イベント会場での使い勝手」。屋外や混雑した会場ではWi-Fiが弱いことが多く、通信や端末のバッテリーが会計の生命線になります(後述)。
あわせて、ネットショップも開くかで本命が変わるので、自分の売り方を先に決めておきましょう。
対面イベントが中心なら「手軽さ・導入の速さ」を最優先(=Square)、ネットでも売っていきたいなら「ネットショップとの一体感」を優先(=STORES)。
とにかく最小コストならPayPay、屋外で交通系ICまで1台で受けたいならPayCAS Mobileと"追加で欲しい条件"を足していくと、自分に合う1〜2個に絞れます。
最初から全部そろえなくて大丈夫です。まずは月額0円のものを1つ持って、出店を重ねながら「これも受けたいな」が出てきたら足していく——この順番がいちばん失敗しませんよ。
ハンドメイド販売におすすめのキャッシュレス決済3選
ハンドメイド販売におすすめの決済端末を1~3位まで紹介していきます。
ランキングは個人のハンドメイド作家が導入しやすいというかどうかという点を評価の基準としています。
左右にスクロールできます⇆
| 順位 | サービス | 端末/初期 | 月額 | 向いている作家 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | Square | リーダー約4,980円 | 0円 | イベント中心・手軽に始めたい |
| 2位 | STORES | リーダー+無料ネットショップ | 0円〜 | ネットショップも開きたい |
| 3位 | PayCAS Mobile | 端末0円〜(キャンペーン時) | 1,980円〜 | イベントで端末1台持ちたい・Wi-Fiない屋外・交通系も受けたい |
「導入のしやすさ」、「対面・イベントでの使いやすさ」を主軸にランキング形式で紹介しています。
1位:Square(スクエア)

| 月額 | 0円 |
| 初期費用 | カードリーダー約4,980円〜 |
| 決済手数料 | クレカ対面2.5%〜(主要ブランド。年間決済額3,000万円以上は3.25%) |
| 対応決済 | クレカ・QR(PayPay等)・タッチ決済 |
| 対応端末 | iOS・Android・専用端末 |
| 特徴 | 手のひらサイズのリーダーをスマホに接続するだけ。個人作家でも審査が通りやすく、申し込みから数日で使い始められるイベント出店の定番 |
手のひらサイズのカードリーダーを手持ちのスマホにつなぐだけで、クレカのタッチ決済やQRコード決済に対応できます。月額0円なので、出店頻度が少ない時期でも固定費はゼロです。
個人の作家でも審査に通りやすく、申し込みから利用開始まで最短数日というスピードが、「来月のイベントに間に合わせたい」という作家に支持されている最大の理由です。
端末が小さく軽いため、搬入荷物の多いイベント出店でも荷物になりません。無料のネットショップ機能やオンライン請求書も付属しているので、作品販売の幅を少しずつ広げていく使い方にも対応できます。
Squareの良い点
- 端末が小さく軽い——イベント荷物に加えても負担なし
- 月額0円・審査が速い——初めての作家でもハードルが低い
- 入金が最短翌営業日(三井住友・みずほ等指定口座)
Squareの気になる点
- 交通系IC(Suica等)は非対応
- 屋外会場では自前の通信手段(テザリング等)が必要
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2位:STORES(ストアーズ)

| 月額 | 0円〜(フリープランあり) |
| 初期費用 | ネットショップは無料・対面決済リーダー別途 |
| 決済手数料 | 対面(クレカ):フリープラン2.48%/スタンダードプラン1.98%。ネットショップ:フリープラン5%/スタンダード3.6% |
| 対応決済 | クレカ・QR・電子マネー(対面はSTORES決済) |
| 対応端末 | iOS・Android |
| 特徴 | 対面販売とネットショップを1サービスで完結できる。予約販売・受注生産・バリエーション管理など、ハンドメイド作品販売に便利な機能が揃っている |
対面決済(STORES 決済)とハンドメイド作品に強い無料ネットショップを1つにまとめて使えるのが最大の特徴です。minneなどのハンドメイドモールと違い、自分のお店として育てていけるのが魅力です。
予約販売・受注生産・販売期間指定・色やサイズのバリエーション管理など、作品販売で役立つ機能が無料プランから使えます。
イベントで直接売りながら、ネット通販でも同じ在庫を管理できるため、「イベントでも売れた、ネットでも売れた」で在庫がズレる心配がありません。
売上が増えてきたら、手数料の低い有料プランへ移行するだけです。詳しくは STORESの評判・口コミ で解説しています。
STORESの良い点
- 対面とネットショップを1つにまとめられる
- 予約販売・受注生産など作品販売に特化した機能が充実
- 自分のお店として育てられる(モールに依存しない)
STORESの気になる点
- ネットショップを育てる手間・時間はかかる
- 対面決済(STORES決済)は別申し込みが必要
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3位:PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)

| 月額 | 1,980円〜(税別) |
| 初期費用 | 端末0円〜(キャンペーン時) |
| 決済手数料 | クレカ2.20%〜・QR1.98%〜(種別による/税別) |
| 対応決済 | クレカ・タッチ・交通系IC・QR(30種類以上) |
| 対応端末 | SIM内蔵の専用端末 |
| 特徴 | SIM内蔵・バッテリー駆動で持ち運べるモバイル決済端末。Wi-Fiがなくても単体通信でき、屋外イベントに強い。交通系ICまで1台で受けられる。 |
PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)は、SIM内蔵・持ち運び前提で屋外イベントに強い決済端末です。
Wi-Fiがなくても単体で通信できるため、電波が不安定な野外マルシェやフェスイベントでも会計が止まりにくいのが特徴です。
交通系IC(Suica等)を含め、クレカ・QRと幅広く1台で受けられます。
イベントで端末を1台持ちたい作家や、屋外でWi-Fiに頼れない環境での出店が多い方に向いています。
PayCAS Mobileの良い点
- SIM内蔵でWi-Fiなしの屋外でも使える
- 交通系ICを含め1台で幅広く対応
- 持ち運びやすい専用端末
PayCAS Mobileの気になる点
- 審査に時間がかかることがある
- 端末ありきなので最小コストではない
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ココがポイント
ざっくり選ぶなら——対面イベント中心=Square、ネットショップも=STORES、最小コスト=PayPay、屋外で端末1台=PayCAS Mobile。迷ったら、上の比較表で自分の売り方に近いものを選べば失敗しません。
ハンドメイド販売にキャッシュレス決済は必要?
結論、イベント出店やある程度の単価がある作品を扱うなら、キャッシュレス決済はほぼ必須になりつつあります。現金を持ち歩かないお客さんが年々増えているからです。
とくにハンドメイドイベントやマルシェでは、「気に入ったけど手持ちの現金が足りない」「ATMが近くにない」という理由で買ってもらえないことがあります。
これが機会損失です。カードやQRが使えれば、その場で気持ちよく買ってもらえます。
キャッシュレスを入れると変わること
- 現金が足りないお客さんも逃さない(とくに高単価の作品)
- 会計がスムーズになり、行列・待ち時間が減る
- 現金の管理・釣銭・盗難リスクが減る
- 売上が自動で記録され、確定申告の集計がラクになる
必要かどうかは、「作品の単価」と「出るイベントの規模」で判断できます。
アクセサリーや革小物など単価が高めの作品、大型イベントに出る作家ほど、早めに入れておくと取りこぼしを防げます。逆に数百円の小物が中心で小さなマルシェがメインなら、まずは月額0円のPayPayから1つ始めれば十分です。
ハンドメイド販売でネットショップも開くなら「STORES」
ハンドメイド作家の多くは、イベントでの対面販売と、ネットでの通販を両方やります。その両方を1つでカバーしやすいのが STORES です。
ハンドメイドにSTORESが向く理由
- 無料でネットショップを開ける——作品写真を並べて、すぐ通販を開始
- 予約販売・受注生産・販売期間指定など作品販売に便利な機能
- 色・サイズなどのバリエーション管理がしやすい
- 対面決済(STORES 決済)と合わせれば、イベントもネットも在庫を一元管理
「ハンドメイドモール(minne等)の手数料が気になる」「自分のお店として育てたい」という作家にとって、自分のネットショップ+対面決済はとても相性が良い組み合わせです。まずは無料プランで小さく始めて、売れてきたら手数料の安いプランに移れます。
キャッシュレス決済の良い点と気になる点
導入する前に、良い点と気になる点を整理しておきましょう。
| 良い点 | 悪い点 |
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手数料は気になりますが、「現金しか使えずに買ってもらえなかった分」を考えると、トータルではプラスになりやすいです。まずは月額0円のサービスから試してみましょう。
ハンドメイド決済導入の申し込み〜利用開始の流れ
どのサービスも、大まかな流れは共通しています。
導入の流れ
- 公式サイトから無料アカウント作成・申し込み(事業内容・本人情報・口座を入力)
- 審査(最短当日〜数日。サービスにより数週間かかることも)
- カードリーダー等の端末を受け取る(QRのみなら端末不要)
- アプリを入れて初期設定、テスト決済して動作確認
- イベント当日から決済スタート
ポイントは、イベントの日程から逆算して早めに申し込むこと。とくにPayCAS Mobileなど審査・端末準備に時間がかかるものは、出店の2〜4週間前には動き出すと安心です。口座名義は本人名義(事業名入りも可)で登録しましょう。
ハンドメイド販売出店でのキャッシュレス決済の注意点
ハンドメイドならではの"屋外・移動"の出店では、次の点に気をつけると当日に慌てません。
イベント出店で気をつけること
- 通信(Wi-Fi/電波):会場が混むと回線が不安定に。モバイルWi-Fiやスマホのテザリングを用意
- 端末の充電:1日中の出店ではバッテリー切れに注意。モバイルバッテリー必携
- 現金も少し用意:通信トラブル時の保険に、現金会計の手段も残す
- 料金表の掲示:「カード・PayPay使えます」のPOPを貼ると、お客さんが安心して買える
通信と充電は、当日の会計が止まる二大原因です。「Wi-Fiがあるはず」と油断せず、自前の通信手段とモバイルバッテリーを持っていくのがベテラン作家の鉄則です。
一度「電波がなくて売れなかった」を経験すると、次から必ずモバイルバッテリーとポケットWi-Fiをセットで持つようになる方が多いです。備えあれば、ですね。
ハンドメイド作家が決済手数料を抑えるコツ
「手数料で利益が減るのがイヤ」という声はよく聞きます。少しの工夫で、ムダな手数料を抑えられます。
手数料を抑える4つのコツ
- 月額0円のサービスを選ぶ——売れない月でも固定費ゼロ。複数持っても損しない
- 決済種別ごとの手数料を確認——QRが安い場合も。客層に合うものを主役に
- 入金口座を指定行に合わせる——入金手数料がかからない条件を選ぶ
- キャンペーンを活用——端末0円・手数料還元など、申込時期で差が出る
手数料"率"だけで決めないことが大切です。数%の手数料を払っても、「現金がなくて買えなかった人」を取り込めれば、売上はそれ以上に伸びます。手数料は"コスト"ではなく"売上を増やす投資"と考えると、判断しやすくなります。
ハンドメイドの売上管理・確定申告にも役立つ
キャッシュレス決済は会計が速くなるだけでなく、売上が自動で記録されるので、確定申告の準備までラクになります。
まず気になるのが「自分は確定申告が必要なのか」ですよね。目安は次のとおりです。
ハンドメイドの収入、いくらから確定申告?
- 会社員など給与がある人:ハンドメイドの所得(売上−経費)が年20万円を超えたら確定申告が必要。20万円以下でも住民税の申告は必要です。
- 専業・扶養内の人:所得が基礎控除を超えたら申告が必要(従来は48万円)。2026年は基礎控除が見直されたため、最新ラインは税務署・専門家へ。
そして、申告が必要になったときに効いてくるのがキャッシュレスの記録力です。
①取引が自動で残る——いつ・何が・いくら売れたかが管理画面に記録され、手書きの売上ノートが要りません。②入金明細が証拠になる——売上金の入金がデータで確認でき、帳簿の裏づけになります。③CSVで会計ソフトに直結——freeeやマネーフォワードに売上を取り込めば、記帳の手間が大きく減ります。
ココがポイント
現金商売だと売上の記録を全部自分でつける必要がありますが、キャッシュレスならデータが最初から残ります。売上が伸びそうなら、早めに決済+会計ソフトを整えておくと、申告の時期に慌てません。
審査が不安なハンドメイド作家には「アルファノート」も
「個人での申し込みで審査に通るか不安」という作家さんには、個人事業主でも比較的通りやすい決済端末「アルファノート」も選択肢になります。クレカ・電子マネー・QRに対応し、申し込みもかんたんです。
とくに他社の審査に不安がある人や、開業したばかりの人に向いています。気になる場合は、無料の資料請求で自分の条件に合うか確かめてみましょう。
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ハンドメイド販売のキャッシュレス決済でよくある質問
ハンドメイド作家でも審査に通る?
通ります。個人・個人事業主でも申し込めます。とくにSquareは個人の作家でも比較的通りやすく、申し込みから利用開始までが速いと言われています。事業内容や本人情報を正確に登録しましょう。
開業届がなくても導入できる?
サービスによっては、開業届がなくても個人として申し込めます。ただし条件は各社で異なります。本格的に売っていくなら、開業届の提出も検討しましょう。
イベントだけならPayPayだけでも大丈夫?
小規模で単価が低いなら、端末不要のPayPayだけでも始められます。ただしクレカや電子マネーで払いたいお客さんも一定数いるので、SquareやSTORESと組み合わせると取りこぼしが減ります。
交通系IC(Suica)は使える?
交通系ICを受けたいなら、PayCAS Mobileなど交通系IC対応の端末を選びましょう。Squareは交通系IC非対応です。ただしイベントでは交通系で支払う人は少なめなので、必須かどうかは客層しだいです。
決済手数料はどのくらい?
サービス・決済方法により、おおむね売上の1〜3%台です(2026年時点)。たとえばPayPayは1.98%(ライトプランで1.60%)、PayCAS Mobileはクレカ2.20%〜。手数料の差は、売上が大きいほど効いてきます。
ネットショップと対面、両方やりたいときは?
STORESのように、無料ネットショップと対面決済をまとめて使えるサービスが便利です。在庫や売上を一元管理でき、イベントとネットの二刀流がしやすくなります。
複数の決済を併用してもいい?
問題ありません。月額0円のサービスが多いので、たとえば「Square+PayPay」のように併用して対応できる支払い方法を増やす作家も多いです。お客さんの取りこぼしが減ります。
売上金はどのくらいで入金される?
サービスや指定口座により、最短翌営業日〜数日が目安です。Squareは三井住友・みずほ指定で最短翌営業日。入金の速さを重視するなら、申し込み時に対応口座を確認しましょう。
ハンドメイドの収入は確定申告が必要?
所得が一定額を超えると確定申告が必要になります(条件は状況により異なります)。キャッシュレスの決済データがあると売上の記録が残り、申告の準備がしやすくなります。詳細は税務署や専門家にご確認ください。
minneやCreemaを使っていても対面決済は必要?
ハンドメイドモールはネット販売用なので、リアルのイベント出店では別途、対面のキャッシュレス決済があると安心です。
モールの手数料が気になるなら、自分のネットショップ(STORES等)+対面決済への切り替えも検討の価値があります。
【まとめ】ハンドメイド販売のキャッシュレス決済
どちらも月額0円から始められるので、固定費の心配なくキャッシュレスに対応できます。
現金しか使えないと、せっかく気に入ってくれたお客さんを「現金が足りないから」という理由で逃してしまいます。手数料を少し払ってでも、買い逃しを防ぐほうがトータルでは得になりやすいです。
押さえるポイントは3つ——①月額0円から始める ②自分の売り方で本命を選ぶ ③通信と充電の備えを忘れない。これだけで、初めての作家さんでも失敗しにくくなります。
完璧に選ぼうとしなくて大丈夫。まず1つ持って始めれば、必要なものは出店を重ねるうちに見えてきますよ。




