昨今の物価高や人件費の高騰が大きなダメージになっている飲食店経営者にとって、店舗運営における省力化・省人化は重要な課題となっています。
そのような情勢の中、Okageレジは店内オペレーションの効率化を可能にし得るPOSレジです。
今回はOkageレジの特徴や機能、メリットやデメリットについて詳しく解説します。POSシステム導入を検討している飲食店経営者は参考にしてください。
サービス名 | Okageレジ |
総合評価 | (4.3/5.0) |
本体価格(備品を含む) | 0円~ |
月額使用料 | 5000円 |
無料お試し期間 | 1ヶ月間 |
対応端末 | 専用端末 |
業種 | 飲食店に特化 |
サポート | メール、電話 |
公式サイト | https://okagekk.com/ |
Okageレジの特徴
- 飲食店に特化
- 紙のメニューがそのままスマホに表示できる!
- モバイルオーダーやセルフレジ対応
- 無料お試し1ヶ月間
総合評価
評価 | |
総合評価 | (4.3) |
口コミ評価 | (4.0) |
コスパ・価格 | (4.4) |
使いやすさ | (3.8) |
サポート | (5.0) |
OkageレジはOkage株式会社が「注文をもっと楽しく!」をキャッチフレーズに開発した飲食店に特化したタブレット型POSレジです。
Okage株式会社は2009年の開発スタート時以来、飲食店にとって使いやすいシステムであることを優先し、変化し続ける飲食店の様々な業態やオペレーションに対応したOkage DX Platformというサービスを提供しています。
モバイルオーダーやセルフレジ機能で「ドムドムバーガー」や「デニーズ」、「ニトリダイニング」など大手チェーン店でも採用されています。
一番の特徴は「紙に書いたメニューをそのままスマホで表示」する機能があるという点です。これはフリーレイアウト機能というOkageレジ独自の技術で特許も取得しています。
OkageレジはOkage DX Platformの一環であり、通常のレジ業務はもちろん、飲食店での様々なオーダーの会計処理に対応することが可能です。
当組合理事のOkage内田社長、ビックサイトで開催中のリテールテックジャパンで業界トップグローリー社と組み、iPadと自動釣り銭機を組み合わせたOkageセルフレジを展示。
紙のイメージをそのまま活用できる発券、セルフレジを実現。
慢性的人手不足の小売業界で人気になると思われます。 pic.twitter.com/RwI53I52nZ— 日本IT特許組合 (@jpitpat) March 8, 2018
Okageレジをおすすめする人・おすすめしない人
Okageレジをおすすめする人
- POSレジの導入を検討している
- コスパ重視でPOSレジを選びたい
- 飲食店向けのPOSレジを検討している
Okageレジをおすすめしない人
- タッチパネルの操作に苦手意識のある人
- 多機能なPOSレジを利用したい
Okageレジの悪い評判・口コミ
Okageレジの悪い評判としてはネット上で検索しても特に見当たりませんでした。
小規模な個人店のユーザー向けというよりは大手のチェーン店などで導入されているイメージなのでそれもあるかもしれません。
Okageレジの良い評判・口コミ
Okageレジの良い口コミとしては以下のようなものが見られました。
良い口コミ
- 売上が10%アップしました!
- 導入コストを削減できました
売上が10%アップしました!
月商が10%近くアップしています。オーダーのしやすさから注文数が増え、客単価が上がったこと、さらに、注文のスピードが早くなったことで、全体的な客席回転数が上がったことが要因だと考えています。
引用元:SaaS LOG
Okageレジを導入したことによって月商が10%近くもアップしたという口コミです。その要因として、Okageレジでのオーダーのしさすさや注文のスピードによって注文数が増えて、客単価が上がったことが要因のようです。
Okageレジは、モバイルオーダーやセルフレジ機能があるので、人件費のコスト削減や従業員をあまり雇う余裕のない店舗などにも効果的だといえるでしょう。
導入コストを削減できました
コスト削減の強い味方
小売業
「Okage Go 店内版」にすることで、必要機器は主にiPadやiPod、レシートプリンターだけになり、専用端末を使ったオーダーエントリーシステムのセットに比べて、システム開発以外の初期導入コストが約1/10に削減できました。
引用元:SaaS LOG
Okageレジは、iPadやiPod、レシートプリンターがあれば利用できるので専用端末を使用したPOSレジとくらべて初期の導入コストが大幅に削減できるようです。
資金的にあまり余裕のない店舗や初期費用をできるだけ抑えたいといった店舗オーナーにとって、Okageレジ導入はかなりメリットを感じられるようです。
海外インバウンドにもスムーズに対応
インバウンド対応もスムーズ!
旅館
Okageのシステムは日本語のほかに英語、中国語、韓国語に対応しているので、海外のお客さまもストレスフリーで注文が可能になります。また、色々なハードウェアの機器を導入すると初期費用がかさんでしまったり、失敗したときのリスクもありますが、Okageはクラウド型で比較的リーズナブルに導入できることも決め手でした。
引用元:Okageレジ公式サイト
Okageレジが日本語以外に英語や中国、韓国語に対応しているので海外からの旅行者もスムーズに注文でき、海外インバウンドへの対応もスムーズにできたといった口コミです。また、Okageレジはクラウド型なので初期費用の面でも比較的ルーズナブルに導入することができたようです。
Okageレジを他のPOSレジ2社と比較!
Okageレジを人気のスマレジやSTORESレジと比較してみました。
POSレジ | Okageレジ | スマレジ | STORESレジ |
お試し期間 | 1ヶ月 | 30日間 | 30日間 |
対応端末 | iPhone、iPad | iPhone、iPad | iPad |
サポート | ・メール ・電話サポート |
・メール ・ヘルプサイト ・電話サポート(有料) |
・メール ・チャット |
Okageレジの特徴
Okageレジの特徴は次のとおりです。
- 飲食店に特化した機能が充実
- コストパフォーマンスが高い
- Okage DX Platformが提供する様々なサービスとの連携が可能
それぞれの特徴について詳しく解説します。
Okageレジの特徴①飲食店に特化した機能が充実
Okageレジは飲食店経営者やホールスタッフの「あったらいいな」を実現化したレジで、飲食店のオペレーションをサポートする機能が充実しています。
例えばOkageレジはテーブルごとのオーダーの内容をキッチンと共有することができるので、一度に多数のオーダーがあったり、飲み物提供のタイミングが異なったりした場合でもオーダーミスや会計もれを防止することが可能です。
またOkageレジはテーブルごとのレジ会計はもちろん、複数のテーブルのオーダーをまとめて会計することもできるので、例えばママ友会や女子会などといった集まりでのまとめて精算や大きな団体による食事会のテーブル別精算など複雑なリクエストをされた場合もスムーズに対応でき、顧客に会計待ちのストレスを与えません。
Okageレジの特徴②コストパフォーマンスが高い
OkageレジはiPadやAndroidの端末にアプリをインストールして使用します。システム導入時に専用端末の購入が必要で、導入時の費用負担が大きくなってしまうPOSシステムもありますが、Okageレジでレジ及びオーダーハンディ、キッチンでオーダー状況が確認できるキッチンディスプレイを利用する場合、iPadやiPod touch、キッチンプリンターを自分で用意できれば、初期費用無料・月額料金6,000円です。Okageレジ導入によって店内オペレーションが大きく改善され、会計ミスやオーダーミスが少なくなり、顧客満足度も上がることを考えると、Okageレジはコストパフォーマンスが高いPOSレジだと言えるでしょう。
Okageレジの特徴③Okage DX Platformのサービスとの連携が可能
OkageレジはOkage DX Platformが提供する様々なサービスと連携することによって、店内オペレーションの大幅な効率化を図ることが可能です。Okage DX Platformでは全てのサービスがクラウドで一元管理でき、サービスに係る全ての端末がリアルタイムに同期するので、顧客獲得や売上向上の機会損失を改善することができます。
Okageレジと連携できるサービスをいくつか紹介しましょう。
サービス名 | できること | 内容 |
Okage Go 店内版 | セルフオーダー | メニューのQRコードを顧客のスマホで読み取ることでオーダー可能
非接触型・少人数スタッフでのオペレーションが可能 |
Okage Go 店外版 | テイクアウト商品の事前注文・事前決済 | 店舗のHPやSNSに貼ったリンクから事前注文・事前決済が可能
注文受信や調理工程の管理、顧客へのできあがり通知、決済状況を一元管理 |
Okage Order Book | カタログやメニューのアプリ化 | 既存の紙カタログやチラシ、メニューを反映したアプリを簡単に作成できる。
アプリ操作に不慣れな世代でも利用しやすい注文アプリを作成可能 |
OkageCast | デジタルサイネージ作成 | メニュー表や店舗のSNSをデジタルサイネージとして活用可能
例えばお店や顧客のSNSへの投稿画像をデジタルサイネージとして表示することで、顧客とのコミュニケーションが密接になり、リピーターや常連客の獲得につなげることができる |
Okageレジの機能
Okageレジの主な機能は次のとおりです。
機 能 | できること | |
注文機能
(オーダーハンディ) |
顧客属性入力
テーブル状況確認 |
顧客の世代・性別・人数・着席経過時間に関するデータを集積することで、売上分析データに利用可能 |
テーブル結合・移動 | 着席時の複数のテーブルのオーダー結合や途中のテーブル移動による複雑な会計に対応 | |
メニュー説明モード | メニューごとに画像や料理の説明文を入力して顧客に提示できる | |
注文詳細入力 | 注文ごとの価格変更、コメント入力、ステータス選択(緊急・食前・食後)が可能 | |
食べ放題・飲み放題設定 | 食べ放題・飲み放題のメニューオーダーと会計処理が可能 | |
コース料理設定 | コース料理について必須および追加の選択メニューを入力可能 | |
会計機能(POSレジ) | 会計処理、レシート・領収書出力、空領収書発行 | オーダー内容と連携しているのでミスなく会計処理やレシート・領収書出力ができる
空領収書発行にも対応 |
個別会計・テーブル会計 | 個別・複数テーブルの会計が可能 | |
値引・割引会計 | 金額指定値引または%割引に対応可能 | |
支払区分選択 | 支払い方法(現金・クレジット・電子マネー・掛け売り・商品券・その他)の選択が可能 | |
売上管理機能 | 日時入出金・現金有高管理・締め処理 | 現金有高管理・入出金管理・締め処理を一元的に管理 |
速報 | 未会計売上データも含めた総売上データをリアルタイムに表示 | |
伝票履歴表示 | 当日分・過去分の伝票を検索・修正・再印刷することが可能 | |
在庫管理機能 | 商品(メニュー)の在庫数表示 | メニューの在庫数をリアルタイム表示 |
Okageレジの利用料金
Okageレジの利用料金は次のとおりです。
初期費用(税別) | 月額料金(税別) | |
自分で端末等を準備する場合 | 0円 | レジ・ハンディ利用料:5,000円
キッチンプリンター利用料:1,000円 |
端末も含めて導入する場合 | ■レジ用iPad:34,800円 ■ハンディ用iPod touch:21,800円 ■キッチンディスプレイ用iPad:34,800円 |
|
ネット環境整備費用 | 業務用Wi-Fi設置工事費
または Google Nest Wifi設置(別途お見積り) |
業務用Wi-Fi 月額利用料・保守(機器レンタル含む)
※別途お見積り |
Okageレジのサポート体制
Okageレジには「セルフでおトクプラン」と有償サポート付きのプランがあります。「セルフでおトクプラン」は導入時の設定や機器設置を全て自分で行うものです。
設置マニュアル等が準備されているので、導入コストを最小限に留めたい場合は「セルフでおトクプラン」をおすすめします。初期設定や保守、トラブル時のサポート対応を希望する場合は有償サポート付きのプランを選択しましょう。
サポート名 | 内 容 | 費用 |
初期設定代行 | ■店舗情報設定 ■メニューマスター登録 ■メニュー画像割り当て ■設置導入・操作教育 |
別途見積 |
運用時サポート | 24時間365日対応のコールセンターによる電話サポート | 別途見積 |
Okageレジのメリット・デメリット
Okageレジのメリットは飲食店内のオペレーションを効率化できることや、経営コストを抑え売上向上を図ることができることです。デメリットとしてはネット環境の整備が必要であることでしょう。
Okageレジのメリット・デメリットについて詳しく解説します。
Okageレジのメリット
Okageレジのメリット①店内オペレーションを効率化できる
Okageレジはオーダーと会計、またはオーダーとキッチンを連携させることができるので、店内のオペレーションがスムーズになり、オーダーミスや会計ミス、出来上がった料理の提供ミスを防ぐことが可能です。
近年の人材不足の影響もあり、飲食店はスタッフの入れ替わりが激しい傾向にありますが、Okageレジは比較的使い慣れている人が多いiPadなどを端末として使用するので、新人スタッフからでも複雑なオーダーやレジを担当することができるでしょう。
また顧客の利便性や満足度を向上させる方法の一つとして決済方法の多様化が考えられますが、様々な決済方法は会計時のオペレーションに大きな影響を与えます。
Okageレジは現金・キャッシュレス決済ともに支払い方法が簡単に選択できるので、スタッフ・顧客共に支払いがうまくいかないなどといったストレスから解放されるはずです。
Okageレジのメリット②経営コストを抑え、売上向上を図ることが可能
Okageレジは会計データだけでなく、注文状況や商品在庫状況をWebブラウザでリアルタイムに確認することができます。
経営者や店長は店舗に出向かなくとも、常時店舗の運営状況の把握や分析し、メニューの更新や人員配置、材料の仕入れ数の修正など、店舗運営の無理・無駄を改善することが可能です。
またOkageレジは日次分析やカテゴリ分析、ABC分析など売上分析機能が充実しているので、効率的な経営管理や売上向上のためのマーケティング戦略の構築が図れるようになります。
さらにOkage DX Platformが提供するサービスと連携することで、人件費の削減や顧客満足度の高まりによる売上向上につなげることも容易になるはずです。
Okageレジのデメリット
Okageレジのデメリット①インターネット回線の状態に影響を受ける
Okageレジを利用するには安定したインターネット環境が必要です。Okageレジは通信品質が安定している光回線の利用を推奨しており、機器は有線LAN接続を前提としています。
電波の通信状況が安定しない環境ではオーダーが通らない、決済ができないなどといった不具合が生じる可能性があるので注意が必要です。
また万が一の事故や災害時に備えて、インターネットを使わなくても利用できる他の会計方法を備えておきましょう。
Okageレジのデメリット②android端末に対応していない
Okageレジが対応しているのはiPhoneやiPadです。android端末には対応していません。androidユーザーは新たにiPhoneやiPadの端末購入が必要になるので初期費用がかかってしまいます。
androidの端末に対応しているPOSレジは、「スクエア」です。androidユーザーはスクエアを検討してみるのもよいでしょう。
まとめ
Okageレジの特徴や機能、利用料金、導入のメリット・デメリットについて解説しました。Okageレジは飲食店に特化したPOSレジで、飲食店経営者や運営者のニーズに応えることを第一目標として開発されています。Okageレジの様々な機能によって、オーダーから料理提供、会計までのオペレーションの効率は大きく向上するでしょう。
店舗を利用した全ての顧客がSNSなどで店舗を評価し得る昨今、店舗のオペレーションの不備やオーダーミス・会計ミスは飲食店運営に大きなダメージになり兼ねません。
Okageレジは端末さえ用意できれば、他のPOSシステムよりも比較的安価で導入可能なので、店内のオペレーションミスや会計業務の複雑化などといった様々な経営ストレスの改善を検討している飲食店経営者の方は、Okageレジの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
売上アップに貢献
小売業